interview

湘南のMaliaたち

絵本作家

すぎもとしょうこさん

イラストレーター

ほそのみきさん

ママ友だった二人が得意分野を活かして絵本を制作。第8回絵本出版賞座秀賞を受賞。 2023年10月にみらいパブリッシングより「もぐちゃんず」を出版。二人とも二児の母。

すぎもとしょうこさん(左) イラストレーター ほそのみきさん(右)

出産・子育て真っ只中の制作

すぎもとさん

息子にオリジナルの絵本を作りたいと思い、絵が得意なママ友のほそのさんに声をかけたことが始まりです。当時は初めての育児に悩んでいたのですが、絵本を読む時はその世界に没頭できる大切な時間でした。

ほそのさん

せっかくならと応募した絵本コンテストで受賞し出版できることになったんです。実はその時の作品ではまだ「もぐちゃんず」は誕生しておらず、こぶたの兄弟が主人公でした。

すぎもとさん

そこから約2年、さまざまな進化を経てようやく「もぐちゃんず」を出版。フルタイム勤務しながら出産も控える中での制作でした。

ほそのさん

私も乳児を抱えながらの挑戦でしたが、「楽しんで作ろう」ということだけは忘れずに、途中で休みながらお互いのペースを守って進めました。

1ミリ単位のこだわりを諦めない

ほそのさん

子どもに恥ずかしくないものを残したかったので妥協はしたくなくて。入稿間際まで細かい修正をしていましたが、編集者にも「1ミリでも良くしたい」という熱意が伝わっていたようです。

すぎもとさん

限られた文字量の中でベストな表現を見つけるのが難しかったですね。「ー(音引き)」の長さや文字の傾きにもこだわりました。

ほそのさん

食べ物の絵は、メニューや具材を一つ一つ相談して決めました。栄養バランスまで考えられているんです (笑)どのページも細かく描き込んでいて、サイドストーリーも隠されているので、ぜひ見つけてください。

育児や仕事に頑張る人を気楽にしたい

すぎもとさん

今は、辻堂など地元を中心に子育て支援センターなどで読み聞かせ会を行っています。絵本に出てくる「ズコー!」というツッコミは気持ちが楽になる魔法の言葉。悩んでいたあの頃の自分を含め多くの人に届けたいです。

ほそのさん

忙しい日常生活の中で、お子さんとの貴重なコミュニケーションの時間が楽しくなる一冊になってくれたらしいです。

菊地 園子さん

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