
ママの悩みは子育てについてだけではなく、夫婦関係・人間関係・仕事など多岐にわたりますよね。誰にも言えない悩みがありましたら、ぜひMaliaに話してみませんか?
4歳の娘が保育園に行きたがらず、毎朝大泣きをします。私は幼稚園にも学校にも「行くもの」と思って通っていた記憶しかなく、また実家の母に向かって大泣きをしたり口答えをした記憶もあまりありません。娘の気持ちを受け止めてあげたい、理解してあげたいと思いつつも、大騒ぎをする娘がわがままに思えてきて腹が立ちます。娘との関係が、どんどん険悪になっていく気がして、母親として失格のようにも思えます。どうしたら良いでしょうか。
西野先生からのメッセージ
朝のバタバタしている時の保育園に「行く」「行かない」のやり取りは疲れてしまいますよね。4歳ともなると言語のやり取りもしっかりしてくるし、大人顔負けの主張ができたりもしますもの。まず、保育園や幼稚園、学校へ行くか行かないか…に対して、私は「正解」はないと思っています。お子さんの行きたくないという主張を聞きいれてしまっては、わがままに育つのではないだろうか、将来困るのではないだろうか・・・と心配になるのは確かです。でも、人は大人になっても、それなりにわがままですし、自分の意見を伝えようとする意思は大切なスキルではあります。
また、将来困るかどうかを考えてみると、保育園に行っても行かなくても、将来は将来でその時、その時、困り事は起きるもので、小学生なら小学生なりに、中学生なら中学生なりに、20代は20代なりには、母は母なりに、妻は妻なりに、高齢者は高齢者なりに、その都度の困り事に向き合っていくのが人生だと思えば、どんな育て方なら、子どもが将来困らないとは言えないものです。問題の本質は人それぞれかもしれませんが「母親として失格」という、見えない何か裁かれているような、そんな思いも苦しさの一つかもしれません、ある20代の女性は、子どもの頃に「学校に行きたくない。」とお母さんに伝えたらお母さんが泣き出してしまい、そんな自分はダメな子なんだと思って、それ以来、自分の本当の気持ちをお母さんに話せなくなってしまった・・・と言っていました。大人になってからも、お母さんが悲しまないように…ということを優先してしまい、本当の自分の気持ちがなんなのか分からない…と嘆いていました。
「本当の自分の気持ちが分からない」という彼女は、自分の人生の選択を迫られた時には「お母さんは、どっちを喜ぶだろう」と考えるそうです。それが絶対に間違っているとは思いませんが、でもお母さんはそんな娘さんの成長を、本当に望んでいたのだろうか…とも思うのです。いくつになっても将来、困ることはその都度、起きる。子育てにおいて、時にはお子さんとぶつかりながらも、見えない何かに裁かれずに、「なんか色々あるけど、明日が楽しみだなぁ。」と思いながら眠りにつけることを大事にしていただけたらと思います。
育ちあいの家代表・心理カウンセラー
西野奈津子
発達障害児支援活動、講演活動
NPO法人鎌倉育ちあいの家