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<準備5ヶ月で合格できた理由>小学校受験で見えた「合格よりも大切なもの」 Vo.3

2026/4/10

手探りで始まった5ヶ月の受験準備は、気づけば家族みんなで同じ目標に向かい、支え合いながら走り抜けた時間になっていました。
vol.3では、受験を終えた今、合格という結果以上に家族に残ったもの、そしてこの経験を通して見えてきた子どもや家族の変化について振り返ります。

受験を終えて、最初に感じたこと

合格発表を終えて数日が経った頃、ようやくこの数ヶ月を振り返る時間ができました。

結果を見た瞬間よりも強く心に残っていたのは、「終わった」という安堵より、ここまで走り抜けてきた娘への誇らしさだったように思います。

5ヶ月前、受験を始めたばかりの頃は、何もかもが手探りでした。どこまでできるのか、本当に間に合うのか、不安ばかりが先に立っていました。けれど、できることが少しずつ増え、一緒に挑戦する仲間ができ、娘はいつの間にか受験そのものを楽しむようになっていました。

振り返ってみると、個性を型にはめてしまうのではと心配していた受験は、むしろ娘の世界を広げ、もともと持っていた娘らしさを解放するきっかけになっていたように思います。

結果よりも残ったもの

もちろん、合格という結果はここまで頑張ってきた娘にとって、とても嬉しいものでした。けれどそれ以上に残ったのは、家族で同じ目標に向かい、迷い、話し合い、支え合いながら過ごした時間でした。

父は制作や運動を担当し、私はペーパーを担当し、妹は「◯◯ちゃん(姉)の方が頑張ってるから」と言いながら我慢してくれ、祖父母や友人たちも、それぞれの形で支えてくれました。受験は子どもだけの挑戦ではなく、家族総動員のチーム戦だったのだと思います。

短期間で結果が出た理由を振り返る

受験を終えて、「なぜ短期間で結果につながったのか」と聞かれることも増えました。振り返ってみると、いくつか思い当たることがありました。

我が家の場合、大きかったのは次の点だったように思います。

・合格だけを目的にせず、「家族にとって良い経験にする」と決めていたこと
・本人の意思を何よりも優先し、“やらされる受験”にしなかったこと
・分からないことはプロに頼り、家庭だけで抱え込まなかったこと
・受験期間中も家族の時間や大切な約束を手放さなかったこと

そして何より大きかったのは、受験のために特別なことを始めたというよりも、これまで家族の中で大切にしてきた日常そのものが土台になっていたことでした。

例えば、
・季節の行事を家族で楽しんできたこと(節分・ひなまつり・お月見など)
・キャンプや旅行、誕生日会を通して家族や友人と多くの時間を共有してきたこと
・年齢や立場を超えて、多くの人と関わる機会を自然と持ってきたこと
・海外での滞在や交流など、異なる文化に触れる経験をしてきたこと

そうした経験の積み重ねが、自分で考える力、多様な場面にも自然と馴染める姿勢につながっていたのかもしれません。

このすべてが完璧だったかは分かりません。それでも、その時々で家族にとって納得できる判断を重ねてきたことが、今振り返ると大きな土台になっていたのだと思います。

これから受験を考えるご家族へ

きっと受験には成功法やノウハウもたくさんあるのかもしれませんが、家庭によって、子どもによって、最適な進め方も始めるタイミングも異なるのだと思います。だからこそ、周りと比べすぎず、その子らしいペースを信じることが何より大切なのだと、この経験を通して感じました。

私自身も、はじめは小学校受験にどこか抵抗があり、なかなか一歩を踏み出せずにいました。けれど実際にやってみて初めて見える景色や、家族の中に生まれた変化がありました。

もし今、迷っているご家族がいるなら、「いつでもやめる選択もできる」という安心を持ちながら、まず動いてみるのも一つの形なのかもしれません。その中で見えてくる、お子さんや家族の小さな変化こそが、そのご家庭にとっての答えなのだと思います。

受験は家族が同じ方向を向き、チームとして強くなる時間

こうして振り返ってみると、受験は合格のためだけの時間ではなく、家族が同じ方向を向き、チームとして強くなる時間だったのだと思います。あのとき不安の中で受験を始めた5ヶ月前の私たちに、「思いきって挑戦してよかったよ」と伝えたい気持ちです。

もちろん、合格が人生のゴールではなく、小学校での新しい生活がこれから始まります。嬉しいことも、大変なことも、きっとたくさん待っているのだと思います。

合格を伝えたときも、娘は思ったほど驚いた様子を見せませんでした。きっと試験を終えたあの日、自分なりに手応えを感じていたのだと思います。その姿を見て、結果以上に、自分でやり切ったと感じられるところまで成長していたのだと、胸がいっぱいになりました。

この経験は、これから始まる新しい毎日の中でも、きっと家族の力になっていくのだと思います。

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この記事を書いたのは

杉浦真弓|Mayumi Sugiura

新卒で大手広告代理店に入社後、地方中小企業の創生事業に携わる。ウェディング事業の創業期に参画し、結婚式のプロデュース、営業統括、ブランドマネージャーを経験。その後、広報/PR会社の経営に従事。昨年、最愛の友との別れをきっかけに生き方を見つめ直し、現在は二児の母として家庭を軸にプロジェクト運営に携わる。日々の気づきや大切な記憶を言葉に綴っている。

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