
1984年生まれ、3~9歳のお子さんを育てる3児のママ。 29歳のときに乳がんの診断を受け、それをきっかけに体や食について学ぶ。 現在はライター・エディターとして活動し、はちみつを使った自然療法で「プチ不調」を改善するハニーセラピストとしても活躍中。
40代から急波に増える乳がんは、私たちにとって他人事とは言えない病気。今回はMatia制作チームでも活躍される、ライターの佐本陽子さんに「乳がん経験者」としてのリアルなお話を伺いました。
29歳のときに、会社で受けられる検診で乳がんが見つかりました。 幸い0期という超初期だったので、手術を受けその後再発などもなく元気に過ごしています。診断を受けたときは「これからどうなるの?」と不安でしたが、手術後に「私が乳がんになったのは、何か理由があるはず」と考えるようになりました。当時の私は広告代理店に勤務していて終電帰りは当たり前。激務でストレスフルな環境に加え、食生活も乱れていました。自分自身で「病気が寄ってくるような生活」をしていたことに気づいたんです。
乳がん治療後は、一時期ストイックに健康的な食事にこだわりました。 ただ、反対にストレスになったりもして・・・・。病気や体のことを学び直し、「病気になること自体が悪なのではなく、体からのサインなんだ」と捉えるようになりました。根本的な考えが変わり、今の自分に辿り着くための最初のポイントだったと思っています。
子育てしながら仕事や遊びができるのは、体が元気だからこそ。 ちょっと不調だったりやる気が出ないときは、ぜひ体の声を聞いていてみてください。2人に1人ががんになると言われる時代、「なったらどうしょう」といたずらに不安になるのではなく、ならないように体の内側を見直してみましょう。