
幼稚園や保育園の入園、小学校の入学、お子様が新しい門出を迎えたみなさん、おめでとうございます。大変だった入園・入学準備の際に、多くの方が上履きを手に取ったことかと思います。教員歴10年の目線から見ると、ママパパたちの「なんとなくの上履き選び」が、子どもの足を傷つけているかもしれないと気がかりなことがあります。私はこれまで、保護者の方から「すぐにかかとを踏んでしまう」「足が痛いと言う」「疲れやすい、グズる」など、たくさんの相談を受けてきました。もしこれを読んでいるあなたも少しでも心当たりがあるなら、この記事を次の上履き選びにぜひ役立ててほしいです。
「とりあえず白い上履きでいいよね」「今のサイズより大きめを買っておけば安心?」「みんなと同じなら間違いないでしょ?」と、思いますよね。けれど実は、上履きは子どもの足の発達・姿勢・集中力にまで影響する重要アイテムです。
足の裏には約20万個の感覚受容器があると言われています。足裏からの刺激は、脳へダイレクトに伝わります。つまり、足が安定すると、姿勢が整い、集中力も上がる。逆に、サイズが大きすぎる・かかとが不安定・足指が使えない、という状態が続くと、姿勢が崩れ、疲れやすくなります。
子どもは1日平均5〜7時間を上履きで過ごします。年間で計算すると、約1000時間以上。「たった数千円の靴」で1000時間の身体バランスが左右される。そう考えると、選び方を見直したくなりませんか?
キツくなったからとりあえずワンサイズ上を買う、またはワンサイズ上のお下がりを履く、ということはありませんか?これは一見、合理的に見えますが、上履き選びの上でよくある間違いです。実際は、 人によって足の形は様々であり、メーカーが違えば大きさもバラバラです。例えば同じ「18cm」でも、横幅や甲の高さなどが違うということ。自分にあった上履きを履くためには、上履き選びのポイントを理解して、実際に履いてみることが何よりも大切です。
正しいサイズの目安は、つま先に1cm〜1.2cm程度の余裕がある・かかとがしっかり固定される・ 甲がフィットするの3つが基本です。簡単なチェック方法として以下の3つを確認してみましょう。
1. かかとをトントンして奥に合わせる
2. つま先を押して余裕を見る
3. かかとをつまんで浮きがないか確認
この3ステップで失敗は激減します。
正しいサイズがわかったら、次は上履きの構造に注目してみましょう。5つの条件を満たす上履きを選べば、お子さんの足を支えてくれる一足がきっと見つかりますよ。
かかとが柔らかいと足がブレます。押してみて、しっかり硬さがあるものを選びましょう。
足指が自由に動くことが重要です。
親指の付け根で曲がるのが理想です。
汗をかきやすい子どもは足も蒸れやすいです。メッシュ素材は通気性が良いのでおすすめです。
上履きは、週1回洗う家庭が約60%と言われています。そのため、洗いやすく乾きやすいのも重要なポイントです。
おすすめポイント:かかとが安定• モデル展開が豊富• 成長期対応設計
日本の足型研究に基づいた設計で、幅広・甲高にも対応。初心者に最も選ばれやすいブランドです。
商品名:MS リトルスター 01 価格:¥2750(税込)
おすすめポイント: アーチサポートあり• 通気孔付きインソール
足育視点の設計。
足の発達を意識する家庭に支持されています。
商品名:息するソール上履きバレエタイプ 価格:¥3190(税込)
おすすめポイント: 外反母趾予防のつま先設計・滑り止め付き衝撃吸収のインソール
急増している子ども達の足の障害や足指の変形を防ぐために開発された靴。14~29cmまでと、サイズバリエーションも豊富。
商品名:教育パワーシューズ 価格:¥2530(税込)
上履きは「自立」を育てるツールでもあります。以下のポイントを押さえて、子どもが上履きを自分で履けるように工夫してみましょう。
ゴムタイプより調整しやすく、フィット感が増します。
大きめのループは、着脱練習に最適です。
1. 座る
2. かかとトントン
3. ベルトをピタッ
これを毎日繰り返すだけで、1週間で習得する子も多いです。
上履き選びは、単なる買い物ではありません。子どもの未来の姿勢・集中力・自信への投資です。正しいサイズ・安定したかかと・ 足指が使える構造の3つを押さえるだけで、失敗は激減します。私はこれまで10年間、多くの保護者の方を見てきましたが、「もっと早く知りたかった」と言う方がほとんどです。だからこそ、今日から考えてみましょう。上履きを真剣に選ぶことは、子どもの可能性を広げる第一歩です。