
ふとした時に彼から語られる“過去のパートナーの話”にモヤモヤしたことがある、という方もいるかもしれません。なんでそんなことをわざわざ言ってくるの?と疑問に思ったり、比べられていると感じて嫌な思いをした方も多いのではないでしょうか。今回は、「昔のパートナーの話をする複雑な男性心理」についてお届けします。
“自然体で過ごせる女性”をパートナーに選ぶ男性は多いです。その結果として、深く考えずにただ一つのエピソードとして話してしまう、なんてことも…・・。この場合は“無邪気さ”によるものですから「やめて欲しい」と伝えればあなたの気持ちに気付いてやめてくれることも多いでしょう。
もう一つのケースがやっかいなのですが、自分のモテ自慢をすることで、「認められたい、関係の主導権を握りたい」と思っていること。
これを心理学では「力の証明」と言います。対処法としては、合わせないようにすること。
「そうなんだねー」と、やんわりスルーしたり、必要以上に反応しないことです。しかし、こちらの反応によって「力の証明が出来ない」と感じた彼が、上から目線で接して来る・・・なんてこともあります。
そんなときには、自分の価値を彼に預けない意識を持ちつつ、彼が不安な気持ちを払拭できるように、「私はあなたとずっと仲良く一緒にいたいよ」と敢えて一撃を打ち込むという方法もあります。
彼はあなたのことを魅力的であると思うほど、自分を大きく見せたくなりますし、力の証明をしたくなります。
その結果、美化された過去の恋愛話を語りだしたり、上から目線になりやすいのです。残念な話なのですが、魅力的な女性ほど、この場面で気持ちが折られて関係が駄目になってしまうことも少なくありません。
だって、「他の女性には優しいのに、私には傷つくことばかり言ってくる・・・・」となれば、「自分を遠ざけようとしている」と思ってしまうのも無理もないですよね。
しかし、これは表面的な話であるケースも多く、彼の深層心理は違う場合もあります。
彼は“過去に傷ついた合いだけ”自分を偽ろうとします。なぜなら、「現在と未来に不安があるから」です。
人は、自分の人生を、現在、過去、未来の3つの時間軸で捉えていますから、現在と未来に不安がある場合には、過去に安心を求めようとします。
過去の恋愛話は安心を得る為の自己防衛によるもので、決して、彼はあなたを傷つけようとしているわけではありません。
彼もついやってしまう自分自身の言動に、自分でもうんざりしている可能性だってあるのです。
彼が過去の傷つきから意味不明な言動をとるのは、パートナーシップだけが原因とは限りません。
例えば、支配的な父親や過干渉な母親に育てられた場合には、「もうコントロールされたくない!」という気持ちから、先手を打ってパートナーに対して力の証明をしょうとすることもあります。
“彼の抱える傷”と自分の正当な価値”を分けて考えないと、彼の過去の恋愛話や上から目線の言動により、あなたは自信を失い、ただ、傷ついてしまいますので注意が必要です。
パートナーからの過去の恋愛話や上から目線の発言で傷ついたあなたは、男性から「とても魅力的」「包容力がある」「つい自分の内面を打ち明けたくなる」と思われやすいのかもしれません。
実は、パートナーはあなたのことを「女性として魅力があり、信頼感があり、一緒にいると安心できる」と思っているのかもしれませんよ。あなたの魅力はちゃんと相手に伝わっているのです。
もし、あなたが“男性から理想の女性イメージを持たれやすい”という場合には、パートナーシップを育むうえでプレッシャーになりやすいのも事実・・・。
「ありのままの自分を見せたときに相手から幻減されるかもしれない」と怖がるよりも、「自分は完璧ではないけれど、あなたとの関係を大切にしていきたい」という「自己受容」の気持ちを持つことが、二人の関係を自然体に育む秘訣です。
相手の鎧を脱がせたかったら、まずは自分から鎧を脱ぐことです。
安心感を与えることで、彼も“力の証明”をすることを少しづつやめるようになると思います。
そうなれば、二人の関係がスムーズに深まっていくかもしれませんよ。
この記事を書いたのは
【自己嫌悪・パートナーシップ・ライフワーク】
渡邊サヤ
10年間秘書業務に従事、後に心理カウンセラーとなり、湘南生活を楽しむ2児の母。 西洋占星術を取り入れたカウンセリングで悩む方をサポート。